『村上龍映画小説集』を読んだ。

『村上龍映画小説集』を読んだ。

村上龍の書籍を一番読んだのは、私が某自動車工場で長時間労働特化型納税奴隷アンドロイドとして単純肉体労働に従事していた時で、おそらくあの一年を通じて村上龍のほとんどの作品を読んだと思うのだけれど、『村上龍映画小説集』はまだ読んでいない作品であった。

ニート時代を経て会社員として労働に従事し始めてから、私はあまり小説を読まなくなり、たとえ読んだとしても、ほーん、という感じだったが、『村上龍映画小説集』はものすごく刺激的で、久々に没頭して読むことができた小説であった。

村上龍の小説は、読んだ後に何かをやりたくなるというか、こんなことやってる場合じゃないぽよ、みたいな感じのニュアンス的な衝動を喚起する。

それは自己啓発本のそれとは次元が違う。

仮に今、無気力で、退廃的かつ内省的になりすぎてどん詰まり感を感じているような人は、ネバギバの精神で村上龍の書籍を読むことを強くおすすめしたい。

私の場合は、こんな事やっている場合じゃないぽよ、みたいな感じのニュアンス的な衝動を喚起されたとしても、ただそれだけで終了してしまうことがほとんどであるため、まいっちゃったなーとなるわけである。

まいっちゃったなー、となっていると、数日前に注文したホットサンドメーカーが届いた。

このホットサンドメーカーは、うまいホットサンドを食べたい、とどこからともなく湧いてきた具体的な衝動に従った結果、購入したものである。

村上龍の小説の多くが喚起するものは、大きなこと、決定的なこと、過剰なこと、そういったものに没入したい、みたいな感じの衝動なのだけれど、私の衝動はホットサンドを自分で作って食べたいなーという程度のものであった。

どのような衝動が良いとか悪いとか比べるものではないだろうから、せっかく湧き上がってきた具体的な衝動を大事にして、これからホットサンド作るためにトマトとチーズとハムでも買いに行こうと思う。

P.S.

最近は読みたい本がたくさん出てきた。

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