係員と日々

婚活イベントみたいな感じのニュアンス的な虚無。

投稿日:2020年6月14日 更新日:

ニートや無職時代は収入が皆無な分、煩瑣な人間関係とはほとんど無縁だったのだけれど、会社員として労働に従事するようになると同僚や上司との付き合いは避けられないことがほとんどだ。

その付き合いとして、先日、同僚と婚活パーティーみたいな感じのニュアンス的なイベントに参加することになった。

僕は女性とは普通に話せるが、互いを値踏みし合うようなガツガツした環境が苦手というのもあって、その手のイベントには参加しようとさえ思わないのだけれど、これもまぁ付き合いと割り切り、新しい経験を買うつもりで参加することにした。

場所は関西の繁華街で、会場は二人分の席を設けた幾つものブースに仕切られていて、男性が2~3分毎に各ブースを順繰りに巡り、各ブースに待ち構えている女性としゃべくりを展開するというものなのだけれど、このご時世ということもあって男女ともに参加者は10人程度であった。

我々参加者はどこの馬の骨ともわからない異性と話すことを強いられることになるのだけれど、丸腰での雑談はきついので、しゃべくりタイムが始まる前に自己紹介カードなるものの作成を要求される。

参加者は当該自己紹介カードに名前や年齢や職業や身長、自分の性格や血液型、趣味や特技、一億円の使い方等の項目書くことになるのだけれど、そのカードが渡されるのはいいとして、イベント会社はペンをくれない。

すみませーん、ペン持ってないので貸してもらってよかでがすかー、と田舎者風に尋ねてみると、ペンをお持ちでないのなら、こちらで100円でご購入下さい、だと。

こういうがめつさが癪に障るが、まぁこのイベント会社も金と時間を奪い合うこの社会での生き残るためには仕方がないのでしょうね、まじで。

自己紹介カードを完成させると、しゃべくりタイムが始まる。

コロナウイルス対策として、マスクの着用を求められている上に、私はマスクをして他人を思いやれる礼儀正しい人です、という常識人としての印象を相手に与えようという魂胆のために参加者全員がマスクを着用していたのだけれど、マスクを着用しているが故に、相手の顔は見えないし、声は聞き取りにくいしでデメリットしか感じなかった上に、これは個々人でタイプが違うのだろうけれど、どこの馬の骨ともわからない人間と2~3分話しただけで何か特別な感情が喚起されるわけでもなく、僕は途中から、おいどんは何をやっているのかしらん、という虚無的な感情に襲われてしまった。

結果、僕は誰にもアプローチしなかったし、誰からもアプローチされなかった。

この経験のおかげで、もうこういうのは二度と行くまいと思える判断材料を得られたし、自分の性には合わないと実感できた。

本当に時間と金の無駄だったなー、と思える経験もまた貴重な財産である、と前向きに捉えて、単調な日々に舞い戻るとしよう。

P.S.

折りたたみ傘は時々洗わないと、ものすごく臭くなるので要注意です。

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