係員の物思い

とりあえず外に出てみることにする。

投稿日:

先週の平日は業務の都合上まるまる県外で過ごした。

その間に懇親会が2回もあり、元来初対面の人とのコミュニケーションが苦手な僕にとっては心労極まる一週間となり、帰宅した翌日の土曜日はほとんどを寝て過ごした。

あんなに疲れるのは久しぶりで、熊野古道を歩いた翌日もあれほど疲れてはいなかったはずなのだけれど、まぁ、もう終わったからいいだろう。

ニート生活をセミリタイヤし納税奴隷になってからというもの、平日は労働、土曜日は家事と買い出し、日曜日は読書と運動という過ごし方が定番となっているのだけれど、最近休日がどうもしっくりこない

読書をしていても、すぐに集中力が途切れるし、だからといって何かをことさらやりたくなるわけでもない。一人部屋で時間をただただ持て余しているあの感じ。別に退屈しているわけでもないのだけれど、なんかちょっとなー、みたいな感じのニュアンス的なあの心境。若干の煩悶。

こうなったら気晴らししかない。

そもそも僕のような教養のない長時間労働特化型納税奴隷アンドロイドは、労働と気晴らしの間を永遠に反復横飛びし続けなければならないという宿命にある。

労働と気晴らしの無限ループのただ中で自分は今充実している時間を過ごしているんだ、そうに違いないんだと己に言い聞かせながら、リアルゴールドを片手にラウンドワンへと足を運び、ボーリングなりカラオケなりに興じようかしらん、というのは絶対に嫌なのだけれど、町をぷらぷらと歩くのは楽しいだろうなー、と思う。要は散歩だね。

幸いにして僕は、京都や大阪という歩き甲斐のある面白い町に気軽に行ける場所に住んでいるため、これから日曜日くらいは外に出て、当てもなくただぷらぷらと町を散策することを習慣にしてみようと思う。そのパターンに飽きてしまったら、また引きこもればええじゃないか。

ってことで早速京都の町を散策し始めると、古本市がデパートの入り口付近で催されていて、そこで本をぼさっと眺めていると、日本一有名なニートのphaさんの著書『ひきこもらない』があり、手に取ってさっと目を通してみると、phaさんもどうやらよく散歩をするようで、散歩の楽しみ方、つまりは散歩に関する教養を深めておられるようなので、思わず買ってしまったのだけれど、やっぱ外に出るとこういう出会いもあるからええのー、と思ってしまった。

思い返してみれば、確かに僕には外の世界を見たいという好奇心から旅をしていた時期があった。

一度旅に出たら最低数カ月は家に戻らず、そして旅先での日々に倦怠感を覚えてきたら、実家に戻り、戻ったら戻ったで、特に遊びには行かず(釣りに行き始めたのはつい最近のことだ)、家に引きこもるか、職場と家を往復するだけの単調な日々を送るかで、端的に言えば、出っ放しか引きこもるかのどちらかだったのだけれど、これからは「ひきこもらない」くらいの軽い感じで外に意識的に出て行こうと思う。

P.S.

今日の一曲。

-係員の物思い
-

執筆者:

関連記事

ついつい買ってしまうもの

煩悩まみれの凡夫である僕にはついつい買ってしまうものというものがあって、それは本なのだけれど、なぜ本を読むのかというと、それはショーペンハウアーが『読書について』みたいな感じのニュアンス的な著作の中で …

年金の前提を知れば、なぜ年金だけでは暮らせないのかがわかる。

僕の友人に無職のやつがいるのだけれど、きゃつは律儀に年金を払っている! 僕が無職だった時は即刻全額免除申請を出して一円も払っていなかった。 僕は現在係員で、給料から年金を強制徴収されているため、払わな …

とある日の自殺体

とある一日のこと。 朝7時に起床し、顔を洗い、口をゆすぎ、コーヒーとトーストを準備し、朝食を済ませ、食器を洗い、歯を磨き、ひげを剃り、排便を済ませ、手を洗い、コーヒーをタンブラーに注ぎ、スーツに着替え …

欲が減るという成長

かつてインドをぶらついていた時に、僕は何らかの因果に巻き込まれ、気が付いたらアシュラムに2週間ほど泊まり込んでヨガを学んでいたのだけれど、そこで暇を持て余していた時はアシュラムの事務所で本を借りてテキ …

暇に苦しむ人は奴隷

暇な時間、つまり何をやってもいいし何もやらなくてもいい時間に直面した時、自分が奴隷かどうかが明らかになる。 暇な時間を充実感に変えることができる人は奴隷ではないし、暇な時間を退屈だとして苦しむようであ …


↑twitterやってます。フォローお気軽に。
ブログランキング・にほんブログ村へ
↑他にも色んな方のブログが見られるので、興味がある方は是非。